Labor & Cost Guide

ラオス人件費ガイド

ラオスでは経済成長や物価上昇に伴い、最低賃金が段階的に引き上げられてきました。進出を検討する際は、最低賃金だけでなく、実際の人件費の構成や人材確保のしやすさまで含めて総合的に判断することが重要です。

2026年現在の最低賃金
2,500,000 KIP
月額
約16,500円
日本円換算(参考)
約27倍
2005年比での上昇倍率
150円前後
現在の為替レート(参考)
Wage History

ラオス最低賃金の推移

最低賃金(月額) 当時の為替レート(概算) 日本円換算(参考)
2005年 93,600 KIP 1円=約95KIP 約985円
2006年 200,000 KIP 1円=約92KIP 約2,170円
2008年 290,000 KIP 1円=約82KIP 約3,540円
2009年 348,000 KIP 1円=約77KIP 約4,520円
2012年 626,000 KIP 1円=約64KIP 約9,780円
2015年 900,000 KIP 1円=約67KIP 約13,400円
2018年 1,100,000 KIP 1円=約93KIP 約11,800円
2022年 1,200,000 KIP 1円=約120KIP 約10,000円
2023年 1,600,000 KIP 1円=約145KIP 約11,000円
2024年 2,500,000 KIP 1円=約140KIP 約17,900円
2026年 現在 2,500,000 KIP 1円=約150KIP前後 約16,500円

※ 最低賃金データはラオス政府発表および統計資料を参考に作成。為替レートは概算であり、実際のレートとは異なる場合があります。

20年間で約27倍

2005年の最低賃金は93,600KIPでしたが、現在は2,500,000KIPとなっており、約20年間で27倍近くに上昇しています。特に2022年以降は急激なインフレや人材不足の影響により、大幅な賃上げが続いています。

ラオスはもはや以前のような「超低賃金国」ではなくなりつつあります。進出を検討する際は最新の賃金水準を確認した上で、事業計画に織り込むことが重要です。

Real Cost

最低賃金=実際の人件費ではありません

上記の金額はあくまで最低賃金(基本給)の基準です。実際の企業運営では、これに加えて以下の費用が発生します。実際の人件費は最低賃金を大きく上回ることが一般的です。

🍚 食事手当
🚌 通勤手当
皆勤手当
残業手当
🔧 技能手当
👔 役職手当
🏥 社会保険負担
🎁 福利厚生費

特にパクセ地区では企業間の人材獲得競争もあり、給与だけでなく福利厚生や職場環境も重要な採用条件となっています。最低賃金に加えてこれらの諸手当・負担分を含めた「総人件費」で事業計画を立てることが不可欠です。

パクセ進出を検討する企業様へ

進出を検討する際は、最低賃金だけで判断するのではなく、人材確保のしやすさ、通勤環境、離職率、将来的な賃金上昇なども含めて総合的に検討することが重要です。

特に製造業では、「賃金水準」よりも「安定して人材を確保できる立地」を選ぶことが、長期的な事業成功につながります。

人件費・立地について相談する
Location & Labor

工業団地別・人材確保のしやすさ

14KM経済特区
人材確保:◎
  • PAKSE市内に最も近く通勤しやすい
  • 市内からの労働力を確保しやすい
  • 従業員の定着率が高い傾向
17KM経済特区
人材確保:○
  • 複数の日系企業が集積し採用ノウハウが蓄積
  • 企業間での情報共有により採用施策を参考にしやすい
  • 通勤バスなどの対策で人材確保も可能
19KM工業団地
人材確保:要確認
  • 市街地からやや遠く通勤手段の確保が課題
  • 送迎バス等の福利厚生が採用の鍵になる場合も
  • 業種・職種によっては確保できるケースも

※ 本ページのデータはラオス政府発表および統計資料を参考に作成しています。最低賃金・為替レートは変更される場合がありますので、進出前には必ず最新情報をご確認ください。また、実際の人件費は業種・職種・工場立地・諸手当の内容によって大きく異なります。